映画「Men in Black」すぐ 隣にいる宇宙人
出演・ウィルスミス、トミーリージョーンズ
監督・バリーソネンフェルド
脚本・エドソロモン
制作総指揮・スティーブンスピルバーグ
音楽・ダニーエルフマン
公開・1997年 アメリカ
ストーリー・ニューヨーク警察のジェームズ(ウィルスミス)が追っていた犯人は、人間離れした身体能力で街を逃走。しかし犯人は遂にビルの屋上に追い詰められ、「ヤツが来る」と言い残して飛び降り自殺をした。
ジェームズが署内で一連の騒動を説明していると、突然ダークスーツに身を包んだ男・K(トミーリージョーンズ)が現れ、犯人は宇宙人だったと告げる。Kは地球に潜伏している1500もの宇宙人を管理・隠匿する機密結社MIBのエージェントだった。半信半疑のジェームズだったが、KにMIBの特性があると言われ、Kの相棒エージェント「J」となる。
しかしその頃、地球には狂暴なエイリアン・バグが襲来していた。
個人評価・2.9/5.0
今回紹介するのは、言わずと知れたハリウッドの名作・メンインブラックです。
俺のなかで、「過去に1度は見たことあるけど内容うろ覚えならまだいいけど実はほとんど覚えてないシリーズ」の一つだったので、ここにきて見直してみました。
俺らの親世代が割りとこぞって絶賛するSF映画というイメージがありますが、どうでしょうか。
冒頭の人間に化けていた宇宙人がKに瞬殺されるシーン。
宇宙人のあまりに雑な化けかたもツッコミ所ですが、森のセットがチープ過ぎるのがまず気になります。どっかのテーマパークのアトラクション内に作られるような森より余程安っぽい作り。97年当時でももう少しリアルに作れたんじゃないんでしょうか。
それに対して妙に生々しい動きを見せるのが、人間の皮を被ったバグ。
このバグというエイリアン、その名の通り本来は虫のような見た目で、人間の中身を吸いとるように食ってしまうんですが、その人間の脱け殻を被って町に出没するんです。
その状態のバグがもう、怖い。
生半可なゾンビより断然イカれた動きかたで、もう誰がどう見ても即通報ものの怪しさなんですけど、なんか人間社会に溶け込んじゃうんですね。
こういうところの造形のこだわり様はさすがハリウッドと言えます。
ゴキブリとか全然大丈夫な俺なんですけど、こいつには狂気を感じましたね。
↑こいつに喰われるって、死因としては最悪です
最終的にはKとJによって、こいつは光線銃みたいなので吹き飛ばされ、液状になります。
そのドロドロも汚ねぇ・・・。
何でできてるんですかね、あれ。ウィルスミスとトミーリージョーンズは頭から大量に浴びてましたけどね。
俺的にはまだ練乳とかの方が浴びたいです。何の比較にもならないですけど。
あとはそもそもバグが地球に来た理由として、「ギャラクシー」というペンダントみたいなアイテムを奪いに来た、というのがあるんですけども、そのギャラクシーが一体何だかいまいちわからないんです。
名前的にも宇宙の秘密を秘めた重要アイテムであることは確かなんですが、見た目的に「きれいだなぁ」くらいの感想しかわかないんですね。
だからギャラクシーをバグが奪っても、「なんかやばそうなことが起こってる気がするけど、まあなんとかなるっしょ!」程度のゆる~い危機感しか覚えられないという残念さがありました。
SFコメディ映画ということで、小ネタが随所に挟まっているらしい本作ですが、パンピーの日本人にはわかりにくいネタなのも難点です。
というのもその小ネタのソースが、アメリカのエイリアンにまつわる都市伝説らしいんですね。そもそもメンインブラックという存在自体がその都市伝説にまつわっているということで、そこはこだわってるみたいです。
↑都市伝説上のイメージ
そりゃアメリカ人は楽しいわ!
勝手に羨ましくなりました。
ではまた!